ゴールデンウィーク(4月25日〜5月6日)に県内主要観光地を訪れた観光客数は、宿泊、日帰り合わせて99万7800人にのぼり、調査を始めた2004年以来、過去最高を記録した。
対象は和歌山市、高野山、白浜町など主要観光地7ヵ所。総数は前年より28%増となった。うち宿泊客は22万人で前年比31%増し、日帰り客は77万7800人で同21%増だった。東日本大震災、紀南大水害の翌年12年は総数74万6500人と落ち込んだが、持ち直した。
中でも高野町は高野山開創1200年のため宿坊はほぼ満室。宿泊客は3万9100人、日帰り客は11万4600人と例年の2倍近くとなった。5月3日、5月5日は参拝者が2万人を超え、南海高野山駅は5月3日に降車人数7542人と過去最高となった。
和歌山市は35万8300人と前年より24%増。アジアからの観光客が増し、宿泊客は1万5000人と前年より66%アップした。紀南も10%〜20%総数を伸ばし、串本町は、紀勢自動車道改善で、宿泊者9900人と前年より3000人増えた。
和歌山県観光振興課は「メディアを介し和歌山の魅力を発信した結果。期間中のインターネット予約率全国3位となった民間の調査を実証するものになった」としている。
(ニュース和歌山2015年6月6日号掲載)