甘い歌声で魅了する紀の川市のオヤジシンガー、ＴＯＮＰＥＩが３枚目のアルバム『追想』を７月10日（金）に発売する。これに合わせ、和歌山縦断ライブと題し、和歌山市、紀の川市、田辺市でコンサートを実施。「60歳まであと３年。もう一度、がむしゃらに歌ってやろうと思っています。若い方もそうですが、特に50代後半、定年を前にした同年代の方に勇気をもってもらえたら」と歌に思いを込める。
２０１０年の『ここから』、12年の『夢は途中』に続く３年ぶりのアルバム。タイトルにもなった曲『追想』は昨年１月、母が亡くなったのを受け、親子愛、兄弟愛など様々な愛をテーマに作詞作曲した。「母と手をつないで行った入学式は今も覚えている。この年齢になり、つないだ手の温かさを感じられるようになりました」。歌声に乗せ、〝もう一度、手をつないでみませんか〟とやさしく思いを届ける。
『追想』を含め、４曲は弦楽四重奏をバックに歌う。Ｊリーグ入りを目指すアルテリーヴォ和歌山の公式ソング『ＫＩＺＵＮＡ』など十八番のバラードが中心だ。一方、「『オレとオマエ』はブルースっぽい昭和のポップス演歌、女性デュオ、花＊花のおのまきこさんと２人で歌う『ひとりじゃない』は今までなかった明るいアップテンポの曲。新たなジャンルにも挑戦しています」。
全９曲で２０００円。ＨＩＴＳイシイほかで販売。発売記念ライブは次の通り。①７月10日（金）＝和歌山市民会館小ホール②９月18日（金）＝粉河ふるさとセンター③10月30日（金）＝紀南文化会館。いずれも午後６時半開演。①は３５００円、②③は３０００円、いずれも当日５００円増。各会場ほかで販売。Ｔオフィス（０７３・４８８・７０１８）。
（ニュース和歌山2015年6月6日号掲載）
