代々伝えられてきた「おばあちゃんの知恵」を、今週も2種類伝授します。汚れを落とす洗剤は日々進化していますが、昔ながらのモノが役立つこともあります。こんな知恵は大切に伝えていきたいですね。

 

Q いつも捨てている米のとぎ汁は?

A 掃除はもちろん保湿にも

米ぬかでふくと、滑りが悪くなった戸もスムーズ

 食卓に欠かせないお米。ご飯を炊く時、といだ汁を流してしまってはいませんか。

 流し場や風呂、フローリングなどをふけば、汚れが落ちやすいですよ。また、ボウルにため、料理中に汚れた手を洗うと水を節約できるだけでなく、保湿効果があるので手荒れ予防になります。

 さらに、とぎ汁に米ぬかを少し付けて引き戸の溝をふくと、滑りが良くなります。

 自然のものなので安心ですね。

 

 

 

 

 

 

Q 油が飛んだ壁の汚れは?

A おろし汁でスッキリ

汚れた壁もピカピカに

 焼き魚や天ぷらなどに添え、料理の名脇役として和食に欠かせない大根おろし。

 余ったおろし汁をふきんやキッチンペーパーに含ませ、壁や柱の汚れたところをふいてください。大根に含まれる消化酵素が汚れを落とします。

 部屋の壁は、意外と汚れています。喫煙者がいれば黄ばんでいたり、焼肉好きの家庭だと、しつこい油汚れがあったり。普段から、少しずつキレイにしておくといいですね。

 次週は最終回、さらなる知恵を伝授してもらいます。

和歌山市生活学校連絡協議会 山路さよ子

(第1~4土曜掲載。バックナンバーはニュース和歌山HPで見られます)

(ニュース和歌山/2023年6月17日更新)