〝日本一かわいい女子高生〟を決める「女子高生ミスコン2023」の最終審査が12月3日、東京で開催され、和歌山県立和歌山高校2年の谷奥乃菜さん(17)がキャンディマジック賞を受賞した。およそ2万人の応募者の中から、4次審査まで突破したファイナリスト14人が挑んだ。谷奥さんは「自信がないからやらないのではなく、挑戦する方が良いと気づきました」と笑顔を見せている。

ランウェイへ

    最終審査でランウェイを堂々と歩く

──キャンディマジック賞に輝きました。

 「家族や友人が応援し、たくさん『おめでとう』と声をかけてくれたので、うれしいです。でも、やっぱりグランプリを獲りたかったのが本音で、悔しい気持ちの方が大きいです」

──出場のきっかけは。

 「昨年2月、和歌山で初めて開かれたTGC(東京ガールズコレクション)に出演したことです。3歳からストリートダンスを習いステージ慣れしていたため、緊張もなくとても楽しかった。そこで見た景色がどうしても忘れられず、もう一度ランウェイに立ちたいと応募しました」

──ファイナリスト合宿がありました。

 「10月から最終審査までの間、毎週土日に東京へ行き、ウォーキング、ダンス、演技、歌のレッスンを受けました。ストリートダンスではありませんが、ダンスは得意分野。誰よりも早く振り付けを覚え、周りに教えることもありました。反対に、苦戦したのは演技。いつもの自分とは異なる、大人しく一人でいる人を演じたので、セリフの言い回しが難しく、先生に何度もアドバイスをもらいました」

──2度目のランウェイに立ちました。

 「緊張はほとんどしませんでした。合宿でウォーキングを一から習い、繰り返し練習していたので、『成果を発揮しないと』と力が入ってしまいましたが、十分楽しめました」

自信なくても

合宿中、真剣な表情でダンスに打ち込む

──昨年を振り返って。

 「『自信がなくても挑戦する方が良い』と気づきました。今まではどうしようかと迷い、一歩踏み出せないことがありましたが、TGCに出て自信がつき、次につながった。目まぐるしい1年でしたが、頑張った分、世界が大きく広がりました」

──今後は。

 「モデルごっこをして遊んでいた子どものころから、モデルになるのが夢。でも、ダンスも続けたい。どちらかにしぼることは考えていません。やりたいことを続けながら、新たに興味を持ったことにどんどんチャレンジしていきたいです」

 

 

 

(ニュース和歌山/2024年1月6日更新)