冊子は10周年で区切り
父親の育児参加を応援するサークル、パパチカが、父子で一緒に楽しめる「わかやまのぬりえ」第10弾を2月下旬に発行する。10周年を節目に、冊子は最後にする予定で、額田康夫代表は「新たな形で塗り絵作りは続けていく」と話している。
子どもたちが地域の歴史や魅力にふれる機会にと、2014年に第1弾を発行。和歌山市の幼稚園や保育所に通う園児ら約7000人に配布すると反響を呼び、以来、ほぼ毎年製作してきた。
集大成の今回は、「まるごと和歌山」がテーマ。和歌山城やぶらくり丁、布引大根、加太の真鯛のほか、串本町の紀伊大島と潮岬、北山村のいかだ下りなど県内の観光名所や名産を下絵に描いた。
額田代表は「冊子を配達すると、毎回『来年も楽しみにしてるね』との声をいただき、励みになっていました。塗り絵で遊んだ後は、イラストの場所に足を運び、親子で魅力を再発見してほしい」と願っている。
B5判、20㌻。無料。市子育て支援課で配布するほか、パパチカHPからダウンロードできる。額田さん(k.nukachan@gmail.com)。
(ニュース和歌山/2024年2月10日更新)