和歌山バス 市と支援内容協議中
9月末で廃止予定だった和歌山バス(本社=和歌山市和歌浦西)の鳴神線、雑賀崎循環線、六十谷線の存続が3月19日に決定した。
同社は全路線で乗客が減少傾向にあり、黒字路線から赤字を補ってきた。しかし、「このまま運営していくのは困難」と、昨年12月、3路線の廃止を決めた。
発表後、各自治会から存続の要望や、市から支援の申し出があり、三者で協議を実施。積極的な利用を呼びかけながら、運行継続へと転換した。
同社営業部の豊田恭之係長は「市とは現在、支援内容を詰めている段階。苦しい状況は続きますが、高齢化にともない運転ができなくなる方も増えていく。将来の移動手段確保のため、どんどん使っていただきたい」と訴えている。
(ニュース和歌山/2024年4月27日更新)