お城でチャレンジ広場
「障害児の可能性を広げたい」と、筋力づくりや体幹トレーニングなどスポーツ療育を行うルーツ和歌山が6月29日㊏、30日㊐に体験型の催し「キッズチャレンジ広場」を和歌山城西の丸広場で開く。ブラウン恵津子代表は、「障害の有無に関係なく、子どもたちが楽しめ、いろんな人と出会える機会にしたい」と熱を込める。
ブラウン代表はダウン症の娘が小学1年生だった2021年、「筋力アップのためスポーツ教室に通わせたい」と考えたが、「他の子どもたちに迷惑をかけるのでは」と踏み出せずにいた。
しかし、「同じように勇気を出せない親がいるはず」と考え、障害を持つ子どもとその親の居場所をつくろうと同年、ルーツ和歌山を設立。縄跳びやけんけんぱ、保護者向けボクササイズ、健常者も参加できる和太鼓などメニューをそろえ、希望者を受け入れてきた。
チャレンジ広場では、29日は子ども向けボルダリングや平均台歩行、サッカー指導者、塩谷英士さんによる体の動かし方のほか、フラダンスやお絵描き。30日は鳥の羽根を使った羽子板作り、和太鼓体験がある。
ブラウン代表は「スポーツやアートの体験を通し、個人を大切にし、良いところを伸ばせる時間に」と願っている。
午前10時~午後4時半。無料。お絵描きと羽子板作りは要事前予約。定員各15人。ルーツ和歌山(070・9320・1832)。
(ニュース和歌山/2024年6月22日更新)