それぞれの特徴を知ろう
今回は、テレビアニメ『モルカー』をきっかけに知名度が上がっているモルモットについて紹介します。
正式名称はテンジクネズミといい、ネズミの仲間に分類されます。和歌山城公園動物園にいる、カピバラやマーラも同じテンジクネズミ科です。お城の動物園では、㊏㊐㊗に開催している小動物ふれあい体験で触ることができます。その時、ぜひ観察してほしい特徴が2つあります。
1つ目は毛です。現在、園では17匹のモルモットを飼育していますが、1匹ずつ毛の色や長さが違います。例えば、つむじがなかったり、逆にたくさんあったりと、同じ子はいません。毛が茶色く、つむじが無くて顔に白い線が入っている子の名前は「ちくわ」、手袋をつけているように、手の先が白くなっているのは「ミトン」というように、私たちは1匹ずつ、毛の特徴と名前を覚えています。お気に入りのモルモットができた時は、ぜひ飼育員に名前を聞いてくださいね。
2つ目は鳴き声です。モルモットは声でコミュニケーションをとる動物で、「プイプイ」と鳴きます。一番よく鳴くのは、飼育員が食べ物を持っている時です。「プーイプーイ」と、私たちにおねだりしているように聞こえます。見かけた時は、どんな声で何を言っているのか、想像しながら耳をすましてくださいね。
11月から鳥インフルエンザ対策のために水きん園はお休みですが、モルモットのいる童話園は開園しています。鳥を守るために、動物園にお越しの際は、門の前に設置している消毒マットを踏んでからお入りください。
(ニュース和歌山/2024年11月16日更新)