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 世界24ヵ国で暮らす小学生の日常を写真で紹介する夏休みイベント「世界のともだち展」が9月15日(火)まで、和歌山市湊本町の市民図書館で開かれている。同館サービス班長の額田美那子さんは「将来、ひょっとすると友達になるかもしれない世界の子どもたちに会いに来ませんか」と呼びかけている。

 偕成社出版の『世界のともだち』シリーズ24冊に収録されている写真をパネルで展示する(写真)。習字を勉強中で、父親の顔に〝愛〟と書いた中国の女の子、サッカー選手を夢見る南アフリカの男の子、小さな村で牛を飼ったり、パンを焼いたりと自給自足の生活を送るルーマニアの女の子、モンゴルの大草原で暮らす遊牧民の男の子…。額田さんは「インターネットで遠い国のだれかと簡単につながることができる時代。いろいろな文化があり、生活の違いがあることを知ってもらえれば」。

 展示に関連し、「せかいのくらし」コーナーを児童室に開設。各国のまつり、遊び、食べ物などについて書かれた本をまとめている。

 また、アンデスの衣装を7月22日(水)~30日(木)、モンゴルの衣装を8月25日(火)~9月3日(木)に展示。会期中の指定日には実際に着用できる。小中学生対象で、申し込みはアンデスが受け付け中、モンゴルは8月17日から。希望者は直接、同館児童室へ。先着順。

 このほか、「世界の昔話語りの会」を7月30日(木)、8月22日(土)、8月23日(日)、8月26日(水)、8月30日(日)各日午後2時半から実施。申し込み不要。  展示は午前10時~午後5時半(衣装は8時)。金曜休み。同館(073・432・0010)。

(ニュース和歌山2015年7月18日号掲載)