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 老舗和菓子店の総本家駿河屋と地方ラジオ局の和歌山放送がコラボレーションし、7月31日(金)に新商品「生あじがさあいす」(写真 この記事下)を発売する。同局の番組「しそまるの全開!金曜日」(毎週金曜午後1時~4時)で、リスナーから寄せられたアイデアをもとに開発した。総本家駿河屋の岡本良太社長は「店を応援してくれる気持ちが結晶となった商品。他にも実現したいものがあり、第2弾も検討したい」と話している。

 同番組の司会で落語家の桂枝曾丸さんは駿河屋の大ファン。昨年の閉店を経て今年3月に再開した際は行列に1時間半並び、懐かしの味と喜びをかみしめた。その後、番組へリスナーから「駿河屋の応援企画を」とのリクエストがあり、新商品のアイデアを募集した。

 「看板商品のようかんを使っている」「若者に気軽に買ってもらえる」を条件に、5月中の1ヵ月間募った。主婦や料理人など40人から84点が寄せられ、その中から駿河屋スタッフが選んだ。

 生あじがさあいすは、リスナーの「ようかんをブロック状に細かく刻んでどら焼きの生地で包む」との案を採用し、ようかんを混ぜた生クリームを生地で挟んだ。枝曾丸さんは「1口食べると、新しい味の印象を受けますが、食べていくとなじみのようかんの味に。クリームはしっかりした舌触りで、ようかんも粒が大きくて存在感がある」と絶賛。

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 ようかん、小倉、抹茶の3種あり、各194円。本店のみの販売で、31日は枝曾丸さんが店頭に立つ。同店(073・477・7151)。

写真=岡本社長(前列左)と枝曾丸さん(同右)

(ニュース和歌山2015年7月25日号掲載)