落書きや雑草が目に付く雑賀崎灯台周辺を清掃し、「名勝・奥和歌の浦」を復活させませんかーー。紀の川市の会社経営、栄隆則さんが呼びかけ、8月30日(日)にボランティア清掃会を開く。栄さんは「紀の国わかやま国体で全国から人が訪れる前にきれいにし、『また今度ゆっくり来たいね』と言ってもらえるような場にしたい」と張り切っている。

 栄さんは昨年、インターネットの交流サイト、フェイスブックでグループページ「和歌山の自慢を共有しましょう」を作成した。約4000人がメンバーとなり、地元の情報交換や交流に活用する。6月には友ヶ島の清掃を呼びかけ、74人が汗を流した。

 雑賀崎灯台には民間の有料駐車場が隣接する。敷地内に廃業した観光センターと民宿跡があり、古い手描きの看板やシャッターの落書きがそのまま残る。

 この状態を目にした栄さんが「ここから眺める夕日はすばらしいのに、現状ではあまりにもったいない。美しい景色を全国の人に楽しんでもらいたい」と駐車場の管理者に相談。清掃会を企画した。

 当日は駐車場の草引き、落書き消し、消えかかった駐車場の白線引きと看板作成を行う。午前9時〜午後4時に実施。小雨決行。軍手、ナイロン袋、飲食物持参。栄さん(073・474・4548)。

(ニュース和歌山2015年8月22日号掲載)