桂三歩さん(写真右)と寺下真理子さん(同左)による「落語とヴァイオリンの饗宴」が9月21日(月)午後2時、和歌山市西高松の県立図書館2階メディアアートホールで開かれる。紀の芽寄席主催。
昨年ともに第18回大桑文化奨励賞を受賞したのを記念した公演。三歩さんは田辺市出身で関西大学を中退し、桂三枝(現文枝)に弟子入り。三枝の創作落語を継承し、自分流に演じることを得意とする。ゆったりとした語り口の脱力キャラが笑いを誘い、ラジオ番組にレギュラー出演するなど和歌山での活動も多い。
一方、寺下さんは和歌山市出身で、東京藝大音楽学部を卒業し、ブリュッセル王立音楽院修士課程修了。2004年には東京音楽コンクール2位に輝き注目を集め、これまで東京フィルハーモニー交響楽団などと共演し、今年2月にCD『アベ・マリア』を発表した。
三歩さんは三枝の創作落語「君よ、モーツァルトを聴け」など2席を披露。寺下さんはピアニストの黒岩航紀さんを迎え、アイルランド民謡『ロンドンデリーの歌』、自らの『Home of spirits』などを演奏する。2人の対談コーナーもある。
3000円、当日3500円。ミュージックマートイワキ狐島店などで取り扱い。県立図書館文化情報センター(073・436・9530)。
(ニュース和歌山2015年9月5日号掲載)