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 和歌山市は、将来的に正社員やパートでの就労を考える母親をサポートしようと、市内の子育て支援拠点5ヵ所にハローワークの求人情報をパソコンで閲覧できるサービス「ママジョブ応援ナビ」を導入した。今後、育児中の母親がサポートスタッフとして各施設を月2日巡回し、就職相談に応じる。

 ぶらくり丁のキッズステーション、美園商店街の和歌山こどもの広場、同市西高松のポピンズ、田尻の南保健センター内ドレミひろば、中之島の地域子育て支援センターに設置した。希望する職種や賃金など条件を入力すると、求人情報が見られる。

 希望の仕事が見つかった場合は求人票を出力し、ハローワークを通じて紹介状を受け取り、面接へ進む。また、端末上で前職のキャリアや得意なことを入れると、適性診断も受けられる。

 こどもの広場を訪れた寺濱綾子さんは「子連れでハローワークに行くのは大変。ここは気を使わずに情報を探せ、働きたいと考える母親にとっては便利ですね」と笑顔。同広場スタッフの新田立子さんは「子どもが小さいお母さんは今すぐには仕事を求めていないが、将来を考え、みんなで話し合いながら社会との接点を見つけるのに役立ててほしい」と願う。

 応援ナビは利用無料だが、各施設の年間保険料が必要。 こどもの広場で情報検索する母親たち

(ニュース和歌山2015年9月26日号掲載)