半年間、14試合に渡って行われる関西リーグ1部。9月12日に優勝を決めました。2連敗と苦しいスタートながら、そこから白星を積み重ね、第13節で2位のアミティエSC京都と直接対決。引き分け以上で優勝が決まる大事な一戦、立ち上がりから自分たちのサッカーができ、5対1の快勝を収めることができました。
…と、うれしい報告を明るくしたいところだったんですが、正直、今、気分はかなり下がっています…。現在、県内で熱戦が展開されている紀の国わかやま国体。僕たちアルテリーヴォはサッカー成年男子県チームとして出場しました。しかし、先週末の1回戦、高知に1対2で敗れました。
結果を出せなかったこともそうですが、内容も納得できるものではありませんでした。リーグ戦優勝を決めた試合と違い、試合の入り方が悪く、自分も、みんなも硬かったというか、どこかふわふわしていたというか…。セットプレーから先制した後も立て直せず、自分たちが思い描く積極的なサッカーができ始めたのは後半逆転されてから。今年の大きな目標の1つとしていた地元国体だけに、ショックは大きいです。〝JFL(日本フットボールリーグ)昇格は甘くない〟──。そう突きつけられた気がします。
しかし、10月は全国社会人サッカー選手権、そして11月はJFL昇格がかかった全国地域サッカーリーグ決勝大会と、重要な全国大会が迫っています。気持ちを切り替えて進んでいくしかありません。今回の国体のような緊張感のある試合、切羽詰まった状況でいかに自分たちの力を、そして結果を出すか。限られた時間ですが、選手一人ひとりが意識し、突き詰めていきます。(第1土曜掲載)
写真=国体の悔しさは必ず生かす
【9月の関西1部結果】
第13節 〇5─1 vs アミティエSC京都
第14節 ●1─2 vs バンディオンセ加古川
(ニュース和歌山2015年10月3日号掲載)