日本美術院の「再興第100回院展」が10月7日(水)〜10月13日(火)、大阪市の大丸心斎橋店本館7階会場で開かれる。和歌山県内から、同人(審査員)の清水達三さん、清水由朗さんのほか、入選者9人の作品が展示される。
1898年に始まり、岡倉天心の渡米で一度途絶えたが、1914年に横山大観らによって再興された院展。今展は同人の作品34点をはじめ、招待、受賞作品など約70点が並ぶ。清水達三さんは串本町の田原海岸で、日の出とともにわきたつ朝霧を描いた「海霧」(写真)を出品した。清水由朗さんは「帰還」と題して、アメリカでスペースシャトルを描いた。
和歌山県内の入選作は岩本京子さん「シューズショップ」、宇治田純子さん「穏やかな日々」、近江友紀子さん「ショーウインドー」、角野千佳子さん「夏へ」、鈴木薫さん「開店前」、増田淑子さん「ペトランカ」、髙幣佳代さん「調べ流れる彼方へ」、清水薫さん「夜明け」、小野千寿子さん「久遠の光」。小野さんは初入選。
午前10時〜午後7時半(最終日5時半)。700円、大高生500円、中学生以下無料。
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招待券が200枚あります。希望者はニュース和歌山1階、皆さんコーナー受け付けへ。土日祝除く午前9時半〜午後4時。1人5枚までで先着順。
(ニュース和歌山2015年10月3日号掲載)