演劇や音楽、踊りなどを次世代へ伝える手法を4ヵ月かけて学ぶ「伝統を現代に生かすわかやま元気塾」が10月15日(木)、和歌山市民会館で始まる。同館の松尾美和さんは「和歌山の文化を支えるのは市民。子どもたちへ伝え、自分たちでイベントを企画する力を養ってもらいたい」と話している。
文化の担い手を地元で育てようと2014年に始まった同塾。昨年はオペラや浄瑠璃などに携わる13人が文化イベントの企画や広報の仕方を学んだ。今年は子ども向けイベントの企画方法を学ぶほか、落語家の桂枝曾丸さん、和歌山市民オペラ協会の多田佳世子会長らが地域の文化を語り合う講義もある。
10月31日(土)には親子向けの講座「わかやま妖怪ってなんだ! !」を観覧する。同塾の指導者でワークショップ専門企画「みんなの木」の岡本伸子さんを講師に、イベント準備や子どもへの伝え方を親子講座から学ぶ。
1月28日(木)まで全7回、3000円。400~800字で応募動機を書き、同館へ10月14日までに提出。なお、親子向け講座の参加者も募集中。小学生と保護者対象。妖怪図鑑や資料を使うほか、聞き取り調査をして発表。親子で500円。先着15組。同館(073・432・1212)。
(ニュース和歌山2015年10月10日号掲載)