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 和歌山電鉄伊太祈曽駅から四季の郷公園(和歌山市明王寺)に続く道沿いで、ユニークな案山子(かかし)約20体が登場し、のどかな田舎風景をにぎわせている(写真)。11月7日(土)まで。

 地域活性化に取り組む山東まちづくり会が企画し、5年目を迎えた案山子めぐり。今年は4日にスタートし、紀の国わかやま国体・大会のマスコットキャラクターきいちゃんはじめ、6月に天国へ旅立った貴志駅のたま駅長、農作業に励む人、女優など、個性的な顔ぶれが並ぶ。

 いずれも地元住民や同会が開催した稲刈り体験の参加者らによる力作で、本物の服を着せたり、風景になじむようワラで髪の毛を表現したりと、それぞれ工夫がキラリ。

 通行中に気付き、スマートフォンで撮影した同市の中井智子さんは「初めて見てビックリしました。田舎ならではの、都会では決して見られない風景ですね。散歩する人も楽しんでくれるでしょう」とにっこり。

 吉田泰士事務局長は「毎年好評で、楽しみにしているとの声をいただいています。だんだん色づく里山の景色を味わいにぜひ山東に遊びに来て」と呼びかけている。

(ニュース和歌山2015年10月17日号掲載)