2016年1月放送開始のNHK大河ドラマ『真田丸』にちなみ、和歌山県内の蔵元9社が連携し、純米酒「幸村出陣」と焼酎「幸村好(ごのみ)」を10月27日に発売した。銘柄とパッケージは同じだが、中身は各酒蔵により異なる。企画した県酒販協同組合連合会の野上正二会長は「戦国時代に思いをはせて味わって」と話す。
純米酒は中野BC、世界一統、平和酒造、田端酒造など9社、焼酎は3社が製造した。純米酒は2000本、焼酎は600本を用意。県内の酒店を中心に販売する。
いずれも真田幸村の赤い甲ちゅうをイメージしたラベルデザインで、和歌山大学システム工学部の学生が作成。日本酒は跳ね馬に乗った幸村が威勢よく出陣する姿、焼酎はつややかな赤い陶器に幸村の上半身を版画風に描いた。
家臣への書状で焼酎をねだるほどの酒好きだったと言われる幸村。野上会長は「県外への土産にもうってつけ。幸村を通じ、和歌山と地元の酒をPRしたい」と意気込む。
純米酒は1620円、焼酎は2700円。同連合会(073・488・7639)。
写真=鮮やかな赤色がひときわ目を引くパッケージ
(ニュース和歌山2015年11月14日号掲載)