命の大切さを歌で伝える音楽ユニット、もりこまあるが結成5周年を記念し、初のアルバム『想(おもい)〜ありがとう。そして…』を12月1日(火)に発売する。亡き友や動物への感謝を歌詞にした6曲を収録。メンバーの徳丸希和さんは「たくさんの人や動物たちとの縁に恵まれ活動してこれた。『出会えて、一緒に過ごせてありがとう』の気持ちを込めました」と笑顔を見せる。
会社員の森田誠さん、保育士の坂本佳世さん、主婦で動物愛護のボランティア活動をする徳丸さんと愛犬のくぅちゃんの3人と1匹がメンバー。年4回のシーズンライブのほか、介護施設や動物愛護のイベントなどで歌う。紀の国わかやま大会の開会式には、知的障害者支援施設の音楽部とともに出演を果たした。ライブではメンバーの優しい歌声と切ない歌詞に心が動かされ、涙を流す客もいる。
『想』は、5年間で書きためたオリジナルの楽曲をそろえた。殺処分される犬猫に捧げる『桜の涙〜しっぽたちへのレクイエム』のほか、森田さんが亡き親友の笑顔を思い浮かべて作詞した『追憶』や、東日本大震災の被災者に寄り添う『君の声』など全6曲を収録した。
森田さんは「タイトルの『そして…』は、聴いてくれる人それぞれに感じてもらいたくてつけました」。坂本さんは「外出するのが難しくてライブに来られなかった人にも、アルバムで元気が届けられれば」と願う。
1800円。発売記念ライブは次の通り。12月5日(土)午後7時、和歌山市中のムジカカフェ▽13日(日)午後3時、同市杭ノ瀬のMスタジオ羅布▽1月10日(日)午後1時半、同市美園町のT─LABO。いずれも500円。詳細は「もりこまある」フェイスブック。
写真=左から坂本さん、森田さん、徳丸さん
(ニュース和歌山2015年11月28日号掲載)