来週には12月に入る。毎年ながら今年もあっという間。大掃除を考えるこの時期、『人生がときめく片づけの魔法』などの本を再び手にとる人も多いのでは▼最近では、流行語にノミネートされた「ミニマリスト」が注目を集めている。持たない暮らしをモットーに、テレビやベッドなども含め、徹底的にモノを減らす。掃除しやすい、選択肢が少なく悩まない、とメリットは多そうだが▼さすがに真似できないものの、少し整理してみた。読み終えた本を古書店へ持って行くも、思い入れのある本も二束三文。「やっぱりいいです」と引き返し、他の策を調べてみた▼例えば「ホンデリング」は、本を長野の古書業者に送ると、買い取り額が犯罪被害者を支える紀の国被害者支援センターに寄付される▼寄付や譲渡など、手放し方まで買う時に考えておけば、ミニマリストの暮らしに近づけるのかも?と思いながら、手は新たな整理本をつかんで…。ホンデリングの詳細は同センター(073・427・2100)。 (宮端)
(ニュース和歌山2015年11月28日号掲載)