家庭や工場からの排水、汚泥を処理する中央終末処理場(和歌山市三葛)の屋上スポーツ広場が5日、人工芝の張り替え工事を終えてリニューアルオープンした。市下水道施設課は「芝が柔らかくなって、けがのリスクが低くなり、身体への負担が軽くなった。より安全にスポーツを楽しんでもらえるはず」と話している。
5161平方㍍ある広場は処理場の供用が始まった1987年にオープン。少年サッカーチームらが活動拠点として利用してきたが、芝の短いショートパイルで感触は硬かった。市は芝の張り替え費用4187万円のうち、スポーツ振興くじ(toto)から2400万円の助成を受け、昨年9月から工事を進めていた。
65㍉の人工芝ロングパイルを採用し、ゴムのチップと砂を敷き詰めてクッション性を向上させた。
利用は午前9時〜午後5時(7、8月は7時)で2時間単位で貸し出し、1単位3080円。月曜休み。月〜金午前8時45分~午後4時半に同処理場3階事務所へ直接申し込む。同処理場(073・447・3331)。
写真=柔らかな人工芝の上でサッカーできる
(ニュース和歌山2016年1月16日号掲載)