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 和歌山の景勝地を描いた江戸時代の地誌書「紀伊国名所図会」の絵に彩色をほどこし、当時の暮らしを解説する『城下町の風景Ⅱ』が今月末、ニュース和歌山から刊行されます。和歌山市立博物館の額田雅裕館長と、同市在住で絵本などを手がける芝田浩子さんによる本紙連載(2014年1月22日〜2015年7月8日)を一冊にまとめます。

 2009年に刊行し、好評を集めた『城下町の風景』の第2弾。今回は連載で紹介した「紋羽織屋」「駿河屋店」など城下町の活気がみなぎる絵のほか、刺田比古神社など寺社仏閣を数多く掲載。前著と同じく、絵図に加え、当時の地図「和歌山城下屋敷大絵図」と現在の地図、写真を添え、今との比較が楽しめます。

 また、額田館長による城下町の史跡についての書き下ろしコラムを多数掲載。城下町和歌山の魅力充分の内容です。

 A4判、フルカラー、64㌻。1080円。ニュース和歌山(073・433・4882)。

(ニュース和歌山2016年4月2日号掲載)