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 2017年秋に移転される海南市役所の跡地をどう生かすかについて意見を交わす市民の集いが4月23日(土)午前10時、同市日方の市民会館で開かれる。市は図書館機能のある文化施設の建設を予定しており、集いを主催する「海南市役所の跡地活用を考える会(準備会)」は「どんな文化施設がいいのか思いを語り合い、まとめて市に届けたい」と話す。

 現在の市庁舎は1965年の完成から半世紀以上が経過し、老朽化が進む。また、南海トラフ大地震が発生した際には津波による浸水が予想されることから、高台に位置する同市南赤坂の和歌山リサーチラボへ移ることが決まっている。跡地と隣接する駐車場、公園などには図書館や子育て支援施設、飲食スペースや子どもの遊び場のある市民交流施設を整備する計画だ。

 市民の集いは23日を皮切りに、4回程度開いて、市に提案する予定。初回は新設される施設にどんな夢を描くのか、参加者で意見交換する。無料。申し込み不要。角下さん(073・460・8970)。

写真=築50年が経過した現庁舎

(ニュース和歌山2016年4月16日号掲載)