日中、障害者が創作活動や作業を行う地域活動拠点「はっぴー&はーとⅡ」が4月10日、和歌山市布施屋に本格オープンした。利用者だけでなく、地域住民の生涯学習施設としても活用。中出光男施設長は「地域のお年寄りにも使ってもらい、障害者と住民の交流の場にしたい」と望んでいる。
3月にプレオープンし、心身に障害のある15人が利用する施設。市の地域活動支援センターⅡ型に指定されており、普段は名刺作成などの軽作業やレクリエーション、農業体験を行う。同様の他施設と異なり、土日は趣味のサークルなど地域の団体が利用できるのが特徴だ。
空き家だった民家を改装。活動スペースは計20畳の和室2室で、テラスもある。10日のオープニングイベントには約100人が集まり、じゃんけん大会やもちつきでにぎわった。中出さんは「地域の高齢化が進み、住民が集まって談笑できる場が必要だと感じていました。介護保険制度や詐欺予防といったシニア向けの講座も開いていきたい」と描いている。
月~金に趣味や特技を生かして利用者と交流するボランティアを募集中。同施設(073・477・0080)。
写真=オープニングイベントに住民を招いた
(ニュース和歌山2016年4月13日号掲載)