花山温泉(和歌山市鳴神)で整体道場を開く八木隆雄さん(写真)が、足関節のバランスを整える「O脚補正靴下八木式」を開発。特許庁の実用新案登録に出願し、4月に本格販売を始めた。「靴底に入れるインソールだと室内で履けないが、靴下はほぼ1日中、足をサポートできます」と自信を見せる。
テニスをしていた高校時代、足のねんざを放置して腰痛や股関節痛に悩まされた八木さん。整体で改善したのを受け、現在の道へ進んだ。15年前に花山温泉で道場を開き、2011年には施術で得た経験から編み出したダイエット法をまとめた本を出版。近年は足から全身をよくすることにこだわり、シニア向けに足の健康教室を開く。
靴下は、腰痛や肩こりを訴える人の多くが、O脚や扁平足(へんぺいそく)といった足のトラブルを抱えていることに注目し、開発した。靴下に織り込んだ4本のテーピングが足の甲や側面を適正な形に固定し、バランスを崩した足の裏のアーチや重心を改める。外反母趾(ぼし)やO脚の改善につながり、それらに起因する上半身の不調にも効果が期待される。
八木さんは「ハイヒールで足に負担をかけたり、靴の間違った履き方をしている人が多い。年配者にも利用してもらい、元気に歩ける期間をのばしてほしい」と望む。
2052円。子ども用(18・5~22・5㌢)、女性用(22・5~24・5㌢)、男性用(24・5~26・5㌢)がある。道場と靴のまつや各店で販売。八木さん(073・460・2452、メールyagi@biyou-style.com)。
(ニュース和歌山2016年5月7日号掲載)