ある週末の一日、あちこちでたくさんのイベントが開催されています。あちらも気になるけど、こちらも…。だけど、どちらかしか参加できなくて残念、なんて経験はありませんか? 同じ日に各地で盛り上がることはよいと思うのですが、私は少しもったいないなと思います。
ずらして開催していれば、全部に参加できたかもしれない。そんな和歌山の楽しいことを調整するため、イベント主催者に対する法案「SHARE(シェア) 和歌山」はいかがでしょう? SHAREは分かち合う、共有の意味を込めました。和歌山の楽しいことをなるべくたくさんの人と共有、体験できれば、和歌山を好きな人がもっと増えると思います。
若者だけで運営しているイベント、地元産のものを売り出すマーケットなど、まちを盛り上げようと開かれるイベントは、探せばキリがありません。運営する側がなるべくかぶらないよう、情報交換や連携をとれる機会が法案によってつくれればいいと思います。
徒歩圏内にあちこちで開催されていればどれも楽しめるのですが、移動時間を考えるといくつも参加するのは困難です。また、日程が重なると人の流れが分散し、盛り上がりきれないことになってはとてももったいない。もし法案で情報を共有しあえるなら、テーマを決めてのイベント月間なんてあるとうれしい。
さらに、そんな情報をまとめたホームページもあればいいと思います。私は主にフェイスブックで情報を得ますが、友人には「どうやってそんなイベントを見つけたの?」と聞かれることも。面白そうなイベントが開かれたことを数年後に知り、「知っていたら参加したのに~」と残念に思うこともあります。人から教えてもらうことやフェイスブックだけでは、周知は不十分かもしれません。
イベントはとってもワクワクしますよね。そんな時間がたくさんあると、暮らしがもっともっと楽しくなると思います。
この法案にご意見を
「賛成・反対・どちらでもない」のご意見とその理由、氏名、年齢、職業、住所、電話番号を書いてお寄せください(匿名希望の場合、その旨も明記ください)。次号以降掲載致します。抽選で毎号1人に1000円分の商品券を贈ります。
なお、皆さんからの「和歌山よくする法案」も募ります。800字程度でお送りください。
【応募先】
編集部「よくする法案」係
郵送=〒640・8570 ニュース和歌山
FAX=073・431・0498
メール=nwtoko@nwn.co.jp
法案への読者の声
4月30号掲載 地元企業の商品を購入しよう
各市町村で商品展示会や会社見学会を実施して地元企業のすばらしい商品の数々を県民が知る機会をつくり、1年間で5000円以上購入してもらう。地元でお金が循環することで企業は潤い、活気が生まれます。
(県中小企業家同友会事務局長・片山敬)
◎昔は野上谷で棕櫚(しゅろ)製品が発展した。昨今は化学製品に押されて衰退している。しかし、棕櫚のびん洗いを知人からもらい、本棕櫚を使ったたわしなどが今もあるのを知った。地元企業のすばらしい商品はあるはず。中小企業の進出に伴い雇用促進、ひいては経済活性化につながるのでは。紀州材を使った工芸品など、木の国和歌山の魅力を知りたい。(無職 匿名・80歳)
◎「地元企業の商品を」という表現には、未加工の農産物、例えば卵や野菜などの産物は含まれていない気がする。特にブランド名を持たない個人の農家が排除されない地元産を含む販売促進なら大賛成。(看護師 匿名・29歳)
◎気に入った商品があって、それが和歌山の企業のものだと分かるととてもうれしくなる。全国的には有名でなくても和歌山にはいい企業がたくさんある。そんな企業の商品を買うことで和歌山を盛り上げていければすばらしい。(会社員 匿名・37歳)
◎自分の中では和歌山を代表する商品と思っていたものが、実は県民にさえほとんど認知されていなかった、という経験は私自身も何度かしてきたが、それは企業努力が足りないから。いくら商品が優れていても、時代のニーズに合っていなければそれまで。1年間で5000円以上の購入なんて、地域振興券のようなものを各世帯に配るならまだしも、県民にわざわざ自腹を切らせてまでさせるようなことではない。(主婦 匿名・30歳)
(ニュース和歌山2016年5月14日号掲載)