和歌山の魅力を県内外に発信する地域密着型アイドルグループ、Fun×Famが6月8日(水)、ファーストアルバム『スタートライン』を発売する。結成6年目を迎え、これまで発売したシングル曲など13曲を収録。キャプテンの笠松実夕さん、須左美静奈さんは「5年間で楽しいことも苦しいこともありました。立ち止まることがあってもまた新しいスタートが切れるよう、初心を大切にしたい」と決意を新たにする。
2011年春に小中学生23人で結成し、現在は小5~高3の18人が所属。マリーナシティにある専用劇場での定期公演や週末に開かれる県内外のイベント出演と、年間150回以上舞台に立つ。これまでシングルCDを8枚発表している。
初アルバムの収録曲はメンバーの思い出が詰まったものばかり。タイトルの『スタートライン』は最初に作られたオリジナル曲で「曲をもらった時、『自分たちだけの曲』とうれしかった」と中井優月さん。吉本瑠華さんはライブの最後に歌うバラード『トゥモローソング』を挙げ、「ファンの皆さんが手をつないで歌ってくれる、一体感のある曲です」。
全国のご当地アイドルが集う「ロコドルサミット」で優勝した12年以降、全国ツアーや県内全市町村でライブなど活動が広がった。その会場で歌ったのが『オーバーザレインボー』だ。北川華月さんは「歌うと不思議と虹がよく出るんです。ミラクルを起こす曲で思い出深い」と懐かしむ。
収録には卒業した8人も加わり、音源化していなかった曲を入れ、既存曲にアレンジを加えるなど、結成時からのファンが楽しめる内容にした。プロデュースするマリーナシティの堀内孝治さんは「少しずつ大人らしい歌詞を歌うようになり、メンバーの成長を感じます」と話す。
3000円。ジャケットは2種類あり各500枚限定。県内の主要CD店で販売。詳細はHP。
写真=「6年目も初心を大切に」とメンバー
(ニュース和歌山2016年6月4日号掲載)