日本郵便近畿支社は13日(月)、「吉宗将軍就任300年記念フレーム切手」を発行する(写真)。江戸各地に桜を植えさせた吉宗にちなみ、台紙上部に桜の和歌山城を配置。肖像画のほか、岡口門や西之丸庭園、刺田比古神社など城内外にある吉宗ゆかりの地の写真を入れた。
このうちの一つ、扇ノ芝は、江戸時代の地誌書『紀伊国名所図会』に芝田浩子さんが彩色した絵で、ニュース和歌山発行『城下町の風景』から使用。流鏑馬(やぶさめ)の様子が描かれている。
和歌山中央郵便局の奥村嘉教局長が6日、切手を尾花正啓和歌山市長に贈呈。尾花市長は「切手で市民に吉宗や城、東照宮を再認識してもらい、そこから市外にも発信していきたい」と考える。
82円切手10枚セットで1230円。市内全郵便局と市観光土産品センターで販売。15日(水)からは日本郵便のネットショップでも取り扱う。
(2016年6月11日号掲載)