国内外で活躍する指揮者の藤岡幸夫さんを招き、県第九合唱団が毎年7月に送る「夏の大合唱〜ミート・ザ・オーケストラ」。7月10日(日)午後3時、県民文化会館大ホールで開く今年は約100人の団員が〝ハレルヤコーラス〟で知られるヘンデルの『メサイア』に初挑戦する。
タクトを振るのは15年連続で藤岡さん。管弦楽は、藤岡さんが首席指揮者を務める関西フィルハーモニーが担当する。第1部は有田川町出身で和歌山信愛高校卒業生の若手ピアニスト、野田友香さん(同下)を迎え、ベートーヴェンが人類創造の幕開けを描いた『「プロメテウスの創造物」序曲』、ラヴェルが晩年に作った傑作『ピアノ協奏曲ト長調』を演奏。第2部ではオラトリオ『メサイア』をホールに響かせる。バリトンは日本を代表する歌手の三原剛さん、ソプラノは和歌山市民オペラ協会や関西二期会の会員で和歌山市在住の久保美雪さんが務める。
S席5500円、A席4500円、学生2000円。県文、和歌山市民会館ほかで取り扱い。県第九合唱団(073・422・4225)。
(ニュース和歌山2016年6月25日号掲載)