16070205_lifesave提案者:百合川 壮(和歌山ライフセービングクラブ事務局長)

 今年も海水浴の季節がやってきました。和歌山市には、水がきれいで環境が整備された5つの海水浴場があり、多くの人でにぎわいます。特に子どもたちが大騒ぎで楽しんでいるのを見ると、監視する私たちもうれしくなります。

 監視活動は、事故を未然に防ぐため、まず声かけをします。浜から海に強い風が吹く時は、「戻れなくなることもあるので、余り沖に出ないでくださいね」とか、飲酒されている方には「酔いが覚めてから入ってくださいね」とか。

 みなさん海水浴をエンジョイされていますから、できるだけ上から目線にならないようにしています。悲しい事故が起こってからでは遅い。目標は、私たちがレスキューしないでシーズンが終わることなのです。

 私の提案は、「海に行く人に、ライフセーバー講習を」です。

 ライフセーバーの活動で大切なのは、まず、監視です。監視台から沖に目を光らせるのはもちろん、波打ち際をパトロールし、事故につながりそうな行動をしていないか、注意します。

 また、簡単なケガなら応急手当てをし、おぼれた人を浜に連れ帰って、呼吸が止まっていれば人工呼吸や心臓マッサージをします。

 ライフセーバー資格を得られる本格的な講習会は、片男波海水浴場で実施しています。今回提案する講習は、資格を取るための講習会ではなく、波の状況やパトロールの基本、救助時の注意点など、水辺の安全確保につながる簡単で基本的な内容で、私たち和歌山ライフセービングクラブが対応します。ライフセーバー講習を受ければ、まず自分自身が無茶な行動をしなくなるのもメリットです。

 なお、8月6日(土)、7日(日)、13日(土)、14日(日)に磯の浦でボランティアパトロールをします。私たちと一緒なら、資格がなくても参加できます。パトロールを通じ、和歌山の素晴らしい海を再認識していただけたらなあと思います。

(ニュース和歌山2016年7月2日号掲載)

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法案への読者の声

 

6月18日号掲載 きいちゃん利用しPR作戦

  紀の国わかやま国体のPRを終えた「きいちゃん」。今後は和歌山産のありとあらゆる商品パッケージなどにきいちゃんを印刷し、もっと和歌山をPRしてもらいましょう。(車いすの元気配達人・柳岡克子)

sanseiorenzi  ◎大賛成。和歌山観光PRシンボルキャラクター「わかぱん」もいいが、私個人の感じ方としては、パンダはどうしても白浜のイメージがあるので、紀州犬のきいちゃんのほうが和歌山県のPRキャラクターにいいと思う。それに、文句なしにかわいい。熊本のくまモンに対抗するにも、きいちゃんが適任かと思う。きいちゃん列車、きいちゃんバス、きいちゃんタクシーの走る和歌山を楽しみに待ちたい。(主婦 青木佐織・45歳)

 ◎わかやま国体が終わったからと言って決して忘れる訳はない。きいちゃんを見ているとほほえましくなる。私はカバンにきいちゃんの缶バッジを付けて持ち歩いている。まずは包装紙、またはレジ袋にきいちゃんを印刷する、と段階を踏んでいくことで、和歌山のイメージアップにつながるのではと期待する。(無職 湯上美智子・80歳)

 ◎わかやま国体のとき、車いすに乗ったきいちゃんのイラストに勇気付けられた。国体だけで終わらさず、今後も和歌山県をPRするゆるキャラとして大いに利用すべきだと思っていたので、同じように考えていた人がいてうれしくなった。包装紙やレジ袋も良い考えだと思うが、すべての県産品や土産品となると、少々難しいように思う。まずは国体の際に協賛、尽力してくれた企業に検討してもらい、実現できれば。(無職 匿名・53歳)

 ◎きいちゃんはかわいいし、色づかいもきれいで、見ていると癒やされる。国体で来られた他府県の人にも、きいちゃんグッズのお土産は大変人気があったと聞いた。県や市のホームページ、県内のバス、観光バスなどにもきいちゃんの絵がついていたら子どもも喜ぶ。他府県・外国人観光客にもインパクトがあり和歌山に来た良い思い出になるのでは。(パート 匿名・43歳)