環境や健康に優しいロハスな暮らしを体験する「地球塾」を、和歌山市のぶらくり丁のalmo(アルモ)ギャラリーが8月26日(金)に開講する。全4回で、自給自足の生活や自然エネルギーについて語り合う。企画する道本みどりさんは「地球の命と今を生きる私たちとのつながりを考えるきっかけに。ロハスな暮らしを楽しむ場になれば」と笑顔を見せる。
同ギャラリーは、ぶらくり丁の活性化に取り組む紀州まちづくり舎が経営する。身体に優しい食べ物や手作り品が並ぶポポロハスマーケットを毎月第2日曜にぶらくり丁で実施しており、地球塾は、ロハスに共感する人が集い、より分かち合える場にと開く。
第1回は「自給的な暮らし方」をテーマに、草木染めの体験とドキュメンタリー映画を鑑賞。草木染めは27日(土)午前10時からで、紀美野町の草木染め作家、舟山れいらさんを講師に招き、藍の生葉でシルクのスカーフを染める。映画は田辺市の東条雅之監督作品『祝福(いのり)の海』を上映。2009年から昨夏まで、原発建設問題に揺れる山口県の祝島の島民、福島県で自然農に取り組む農家ら自然とともに生きる人々を取材し、命のつながりを描いた。上映後は東条監督によるトークがある。
草木染めは4000円、小学生は色紙のたたき染めで1000円。大人20人、子ども20人。25日締め切り。映画は26日午後6時半と27日午後2時半。1000円。各回25人。2ヵ月に1度開く予定で、10月は紀北で有機農業に取り組む紀州農レンジャーが講師となり、食の安全について話す。第3回は自然エネルギー、第4回は災害がテーマ。1回のみの参加可。希望者は同ギャラリー(073・425・8583)。
写真=「地球塾」の内容について打ち合わせするメンバー
(ニュース和歌山2016年7月30日号掲載)