和の雰囲気の中で和菓子に親しめるよう、老舗和菓子店「総本家駿河屋」は9日、本店の駿河町本舗(和歌山市駿河町)に茶寮をオープンさせた。同店自慢の商品を使ったスイーツが楽しめる喫茶コーナーで、岡本良太社長は「喫茶は初めての設置で、お客さんの声を聞く貴重な場になる。こだわりの商品を落ち着いた空間で味わってほしい」と望んでいる。
茶道愛好家が不定期に利用していた店内の茶室を活用。休憩場所を求める客の声を受け、和室の心地よさを気軽に感じてもらおうと改装した。
葛(くず)菓子にかき氷を組み合わせた「葛々氷」は、夏の人気商品「葛々」をサイコロ状に切ってかき氷に添えた一品。抹茶ときな粉の2種類あり、氷のシャリシャリ感と本葛のもっちり感を楽しめる。このほか、氷との相性を考えた甘さのぜんざいをかき氷にかける「氷ぜんざい」や季節の生菓子を提供。アイスグリーンティーや抹茶などの飲み物もある。
午前10時~午後5時。同店(073・431・3411)。