デザイナーの時広真吾さんが生み出す華やかな衣装をまとい、和歌山の多彩なアーティストが共演する「美の種」が9月24日(土)午後2時と6時、和歌山市西高松の県立図書館2階で開かれる。時広さんは「舞台と客席が近く、きぬ擦れの音が聞こえるほど間近で体感できます。情熱を持ったメンバーのステージを楽しんで」と呼びかけている。
時広さんは東京を拠点に国内外の舞台衣装や演出を手がけ、着物の帯やビロードを使った東洋と西洋が調和した世界観が持ち味。美の種はジャンルを超えて才能を結びつけようと、2010年から7都市で実施している。和歌山では14年に始め、今年で3回目。
今回のテーマは「鏡〜わたし あなた」。ウォーキングスタイリストの宮本知佳さん、和太鼓の嶋本龍さん、朗読家の福山ひでみさんら8人が出演する。1部は色を抑え、2部は鮮やかな衣装で表現する。
初参加する化粧師、池端秀之さんは「命を吹き込むイメージで、メイクを施すパフォーマンスをします。皆の個性でハーモニーを奏でられれば」と意気込む。
時広さんは「アーティストとディスカッションしながら内容をつくっており、どこにも同じ舞台はない。和歌山から美の種を広げてほしい」と願っている。
3000円、当日3500円。希望者はリリック(03・3710・5846)。
(ニュース和歌山2016年8月27日号掲載)