台湾各地で毎晩にぎわうナイトマーケットを再現した「わかやま夜市(よいち)」が9月4日、和歌山市東長町の七曲市場で初めて開かれた。台湾の雰囲気を味わおうと、多くの人がつめかけた。
台湾と交流を進める和歌山日台交流協会が企画。ずらりと並んだ赤いちょうちんが台湾の夜を演出し、小籠包、タピオカミルクティー、マンゴーかき氷といった本場の料理と和歌山グルメの約30軒が軒下にひしめき、長蛇の列をなした。
台湾の子どもの神様「三太子」にふんしてのダンスもあり、サングラスをかけた三太子が電子音楽に合わせ軽快に身体を揺らす姿に、来場者は大盛り上がり。スマートフォンで写真を撮り、手拍子を打った。
家族で訪れた同市の山本知美さんは「実家が近所で、きょうは人の多さに圧倒されました。まるで日本ではないような雰囲気と、小さいころにいつも行った市場の活気を思い出して懐かしかった」とにっこり。
同協会の辻ひとみ副会長は「予想をはるかに超える人に来ていただけた。イベントが台湾に興味を持つきっかけになればうれしい。今後も和歌山と台湾を結ぶイベントを企画したい」と話していた。
(ニュース和歌山2016年9月10日号掲載)