お母さん まなぶ、ごはんよ!
まなぶ わーい! 焼き肉だ!
お父さん おー、牛肉か! そういえば和歌山市民は日本で一番、牛肉を買っているんだぞ。
まなぶ そうなの?
お父さん 総務省統計局という国の役所があって、みんなの家で1年間に食べられる牛肉の量を調べているんだ。和歌山市は1軒当たり10467㌘と、全国平均の6737㌘より多い。牛肉だけでなく、日本の人口や、各地でとれる果物や野菜、魚の量なんかも数字で表せるように調べているんだよ。
きくこ この間、県庁の人が学校で統計の授業をしてくれたよ。
お父さん 統計局を和歌山に呼ぼうと、県庁の人たちが子どもたちに統計の大切さを伝えるために開いている授業だね。
まなぶ 統計局が来るの?
お父さん そうだよ。けど、統計局の人全員じゃなくて、情報を使いたい人に渡す仕事をする人だけ来るんだ。2年後には和歌山で仕事を始めるらしいよ。
きくこ 来ると何か変わるの?
お父さん さっき、統計の数字から和歌山の人が牛肉を多く食べていることが分かったよね。こんな風に数字から色々なことが見えてくるんだ。統計局が来ると、そういった情報を使った新しい商売が生まれ、税金のより効果的な使い方ができるようになるんだよ。
(ニュース和歌山2016年9月14日号掲載)