佳境を迎えたNHK大河ドラマ「真田丸」。九度山でのシーンが放送されたタイミングに合わせ、真田幸村にちなんだ弁当とジェラートが登場し、ドラマ同様に注目を集めている。
六つ葵 兵弁当 最強焼きなど16品
〝食と戦国わかやまの歴史のコラボレーション〟を楽しんでもらおうと、アバローム紀の国(和歌山市湊通丁北)内の割烹六つ葵が1日に発売したのが「兵(つわもの)弁当」だ。
めはり俵御飯、熊野牛八幡巻き、うめどり照り焼きなど、和歌山の郷土料理や食材を使った16品を詰め込んだ弁当。こねつけ風俵御飯は、大坂夏の陣で豊臣方についた幸村が徳川方の兄・信之のもとをひそかに訪れた際、土産として持たされたとされるこねつけ餅をヒントにした。
「縁起物ということで、サーモンの『西京焼き』は『最強焼き』としました。中高年を中心に多くの予約をいただいています」と同ホテル。容器の上に真田紐(ひも)をあしらうなど、細部にまでこだわっている。
1404円。持ち帰り専用で、前日までに要予約。12月25日(日)まで販売。六つ葵(073・436・1235)。
藤桃庵 赤と黒のジェラート
えっ、赤と黒のジェラート!? 大坂夏の陣の際、真田軍が赤い甲冑(かっちゅう)を身に付けたことにちなみ、藤桃庵(紀の川市桃山町元)が開発した「真田丸ジェラート」は見た目のインパクト十分だ。
9月17日に九度山町の真田ミュージアム前で販売することになったことから、幸村をイメージして発案した。赤い部分は同市産まりひめを使ったいちごシャーベット。一方の黒い部分は、食用備長炭を入れたミルクジェラートで、2つが口の中でいちごミルク味になる。「武将好きな人が多いせいでしょうか、大人の男性の注文が多いですね」
SS330円、L650円など価格はサイズにより異なる。藤桃庵(0736・66・8475)では販売のない日もあるが、イベントでの出店時は必ず並ぶ。当面の予定は次の通り。あす23日(日)=くーる*まま(海南市多田の一灯舎)▽29日(土)=わかやま街歩コ(和歌山市の本町通り)▽30日(日)=ガネらんかバザール(紀美野町西野ののかみふれあい公園)▽11月3日(木)=シュシュマーケット(和歌山市手平のビッグホエール)▽6日(日)=ゆずりはマーケット(同市梅原のノーリツアリーナ)
(ニュース和歌山2016年10月22日号)