店頭で迎えるのは妖怪のコスプレをした店員。「和歌山城・吉宗公と妖怪たち~冥途カフェ」が29日(土)午後1時~8時半、和歌山城西の丸広場で開かれる。妖怪がテーマのコスプレコンテストやクイズ、ニュース和歌山土曜号で連載中の「マエオカテツヤの妖怪大図鑑」イラスト展と盛りだくさんの内容だ。主催する城プロジェクトの川島寛子さんは「吉宗公の将軍就任300年を祝って妖怪たちがお城に集まりますよ」とPRする。
コスプレコンテストは4時と7時の2回(当日受け付け)。クイズを出題するのは吉宗公で、挑戦者に缶バッジを贈る。「あやかし市」では妖怪をあしらったクッキーにまんじゅう、カレー、陶器などがずらり。フェイスペインティングやヘアーアレンジで妖怪になれるコーナーも設ける。
初開催だった昨年は夕方から夜にかけて実施。発案した文化創造グループの花光郁(たかし)さんは「大人向けのつもりが、子ども連れの家族が予想以上に多かった。妖怪人気に驚きました」。これを受け、今年は日中からの開催に。「〝洋〟のハロウィンに、〝和〟の妖怪のコスプレを楽しんで」と呼びかける。
2時と5時に先着順で「怪しいキャンディー」を配布。小雨決行。城プロジェクト(073・460・3653)。
ニュース和歌山好評連載中 マエオカさんイラスト展も〜トークショー参加者に特製カード
冥途カフェ会場の一角では「マエオカテツヤの妖怪大図鑑展」も開催。これまで掲載した中から、天狗、ダル、一つ目狸など約30点を展示する。
2時半からは連載を担当する漫画家、マエオカさんによるトークも。先着順でニュース和歌山特製妖怪カードをプレゼントする。マエオカさんは「たくさんの魅力的な妖怪を知ってもらえるよう、いろんな話を用意します。そんなに怖くありませんので、ご心配なく(笑)」。
ハロウィンや歩行者天国 市中心部で催し
「和歌山城・吉宗公と妖怪たち~冥途カフェ」がある29日(土)、和歌山市中心部では次のイベントも開かれる。
◎ハッピーハロウィン…正午~午後4時、ぶらくり6商店街。みんなの学校で配る用紙(先着500人)を持って指定店を回り、「トリックオアトリート」と伝えると菓子がもらえる。和菓子や似顔絵、キャンドル作りなどのワークショップ、紀州九度山手作甲冑(かっちゅう)真田隊のステージやSFニンジャ外伝ヒーローショーも。みんなの学校(073・460・2028)。
◎まちなか歩行者天国「わかやま街歩コ」…午前10時~午後5時、本町通り。県出身の山本瑠香が所属するAKB48チーム8のミニライブ、高校生による演奏やダンス、和歌山産品がそろうグルメゾーンなど。県内商業高校生らによる商品販売もある。市商工振興課(同435・1233)。
(2016年10月26日号掲載)