ハナゴンベ_dc いよいよ秋本番ですね。海の中も水温が緩やかに下がりつつあります。それでもダイバーにとって水中はまだまだ温かく、陸上の秋風が濡れた髪や体に肌寒く感じる季節です。

 世間ではもうすぐハロウィンですね。皆さんは仮装しますか? 海の中には様々な模様の生き物がいます。写真の魚は模様がスマイルに見えませんか?

 この魚はサンゴ礁の周りに生息するハナゴンベの幼魚(体長2~3㌢ほど)で、臆病な個体が多く、暗い場所を好むため、岩陰などからこちらをのぞく様子がとても愛らしいんですよ。

 このハナゴンベの幼魚は、紀伊大島(須江)で秋~春の間にオープンする内浦ビーチにて、例年見られます。

写真=身体の模様が笑顔に見えるハナゴンベの赤ちゃん

(2016年10月26日号掲載)