ボーイスカウト和歌山地区協議会は11月6日(日)、和歌山城で野外活動の楽しさを伝える体験会を開く。これまでは会員向けの研修だったが、新規会員獲得を目指し、高校生メンバーが小学生用に企画した。メンバーの栗山航輔さんは「安全に遊べるフィールドアスレチックを手作りします。友達を誘って遊びに来てほしい」と願う。
キャンプやボランティア活動などの集団活動を通じて責任感や協調性、自主性を育むボーイスカウト。近年は少子化や習い事の多様化などで会員が減少し、和歌山市内では小3~小5のメンバーが10年前の120人から現在は46人と大幅に落ち込んでいる。
体験会は、2枚の板の間を一瞬で通り抜ける物を当てるゲームや、におい当てなど、観察力や推理力が求められる7つのコーナーに加え、会員が手作りしたスパイダーネットやモンキーブリッジなどを乗り越えてゆく。指導する藤田弘治地区コミッショナーは「自然の中で身体を動かしながら五感を磨くことができる。学校ではできない体験にふれて」と望む。
午前10時半~午後1時。二の丸で随時受付。無料。申し込み不要。和歌山市青少年課(073・435・1235)。
(ニュース和歌山2016年10月29日号掲載)