貴志小 トヨタが出前授業

161105_kisi 社会科で自動車産業について学ぶ和歌山市栄谷の貴志小学校5年生67人が10月28日、トヨタ自動車の出前授業を受けた。

 ガソリン車やハイブリッド車、水素自動車の特徴や、車ができるまでの企画、デザイン、設計、試作の工程を映像で見た後、環境に関するクイズに挑戦した。川路陸斗くんは「水素車があるのは知ってました。水素ステーションはあまりないですが、将来は水素車か電気自動車に乗りたい」と話していた。

 続いては、自ら自動車会社の社長になり、「地球に優しい工場」「環境に優しい車」「社会貢献活動」に取り組むパソコンゲーム。エコ工場建設、エコカー開発でポイントが付き、逆に、ゴミ問題や水不足のトラブルに巻き込まれると罰金が必要といったルールだ。最高点を出した松田かおるさんと佐々木季音(りおん)さんペアは「エコカーか工場か相談しました。普段、皆でしているペットボトルのキャップ集めが社会貢献活動だったと初めて知りました」と納得の様子。講師を務めた同社の那須泰行さんは「ゲームにあるように、環境が悪化してから元に戻すのは大変です」と注意を促していた。

(2016年11月5日号掲載)