和歌山市保健所に保護されている犬や猫を支援しようと、同市でボランティア犬のもか吉を育てる吉増江梨子さんらが来年のチャリティスケジュールブックとカレンダーを製作した。もか吉と、かつて保健所に保護されていた犬で、もか吉と一緒に暮らすかふぇの2頭の写真が満載。吉増さんは「犬や猫のために何かしようと思っていても、時間がなく動けなかった人、きっかけがなかった人が、気軽にできる支援として協力してほしい」と笑顔を見せる。
介護福祉施設や小学校の動物愛護教室でボランティア犬として活躍するもか吉。昨年は子どもの安全を散歩中に見回る同市のパトロール犬1号に任命され、地域のために幅広く活動している。
同保健所の譲渡会に皮膚病や風邪などで出せない犬や猫が多いため、サポートを提案。スケジュールブックとカレンダーを販売して収益の一部を治療費や薬代に寄付し、健康な状態で里親に渡せるよう支援する。
スケジュールブックは薄型のマンスリー手帳で、もか吉とかふぇが浜の宮ビーチやすすきが広がる生石高原、イルミネーション輝くマリーナシティなどで戯れる季節ごとの写真を掲載。「狂犬病の予防接種を忘れずに」「熱中症対策に水分補給を」といった飼育アドバイスを添えた。A5判、36㌻で1500円。 カレンダーはA3、4枚で1000円。芝生の上で青空を見上げるもか吉といった大きな写真が並ぶ。「手帳の写真は全て県内でこの1年に撮りました。かわいいイラストもあり、和歌山でのお散歩スポットの参考に」と吉増さん。
各200部限定で送料別。購入はHP(http://moca-cafe.info)から。
(ニュース和歌山2016年11月26日号掲載)