通学路に潜む危険な場所を知ろうと7日、岩出市西安上の山崎北小学校児童が県庁県民生活課の職員らと学校近くの県道粉河加太線を歩いた。
同課の辻本多絵子副主査が「暗くなると分かりにくくなる場所や見通しの悪い交差点に気をつけて」など説明しながら先導し、きしゅう君の家の前でストップ。「ここは何の場所か知ってますか」とたずねると、子どもたちは「助けてほしい時に逃げるところ」と口をそろえた(写真)。また、3年2組の辻岡侠眞(きょうま)くんは「友達が落ちそうになった溝がある」と柵やフタがない用水路を案内した。
翌8日は、危険箇所を地図に書き込んだマップを作成。岡本公博校長は「京奈和自動車道が岩出につながってから粉河加太線の交通量が増えた。子どもたちが安全を気にかける機会になった」と手応えを感じていた。
(ニュース和歌山2016年12月14日号掲載)