東京を拠点に活動する和歌山市出身の音楽家、西島麻子さん(写真)が27日(火)午後7時、同市手平のビッグ愛1階で「音楽とおはなしで綴(つづ)る〝おとくうかん〟」と題し、コンサート「温故知新~クラシック音楽・再発見」を開く。
西島さんは東京芸術大学在学中の1991年、音空間プロジェクトとして音楽仲間と共に和歌山市でクラシックの演奏会を開催。その後、活動の場を大阪、東京、長野に広げながら、これまで83公演を重ねてきた。
今回の出演は、ピアノと解説が西島さん、ヴィオラは和歌山出身の小林明子さん、アルトフルートは斎藤光晴さん。バッハ『ソナタ』、シューベルト『アルペッジョーネ・ソナタ』などを演奏する。西島さんは「古い弦楽器のヴィオラ・ダ・ガンバやアルペッジョーネのために書かれた名曲を、ヴィオラやアルトフルートで演奏することで新たな息吹を与えられます」と力を込める。また、25年間を振り返り、「その時々の音楽家としての思いを企画に反映させてきました。クラシック音楽は日本にとっては異文化ですが、普遍的な共通項があると感じます」と語る。
3000円、小中高生2000円。同プロジェクト(okpro@zak.att.ne.jp)。
(2016年12月17日号掲載)