県のPRキャラクターとして活躍するゆるキャラ、きいちゃんに11日までに1273通の年賀状が寄せられた。全国のご当地キャラクターに年賀状を送る日本郵便のキャンペーンに参加。毎年1万通以上届く滋賀県のひこにゃんには及ばないものの、昨年の13通を大きく上回った。県広報課は「予想以上の反響。きいちゃんの活動を応援してくれる人と共に、和歌山を盛り上げたい」と目を細めている。
2015年の紀の国わかやま国体・大会のPRのために誕生したきいちゃん。昨年1月からは県の魅力を発信するため、県内外のイベントや地域の行事など1年で約200回出動した。今回、全国35のゆるキャラと、「返事がもらえるキャラクター」として各郵便局で紹介された。
近畿を中心に、関東や中部地方など全国から届いたハガキには、「2年前に滋賀で会い、和歌山へ遊びに行きました」「私の住んでいる街に遊びに来てね」と、きいちゃんとの思い出やリクエスト、応援メッセージが記されている。段ボールで作った大型の年賀状や、色鉛筆で描かれた干支の鳥と手をつないだきいちゃんの絵など、子どもたちの力作も目を引く。きいちゃんは年賀状を楽しみながら1枚1枚読んでおり、全てに返信するつもりだ。
きいちゃんは「たくさんの気持ちが詰まった年賀状、うれしかったワン! 今年ももっと和歌山のPRを頑張るワン!」としっぽを振って喜んでいる。
(ニュース和歌山2017年1月14日号掲載)