京橋近くの市堀川にカヌーを浮かべて見た夕暮れです。川辺から見る普段の景色とは違い、太陽が水面にきらきらと輝き、自然の美しさを間近に感じた瞬間でした。高度経済成長期に汚染がひどかった内川は、先人たちの努力でかつての美しさを取り戻しつつあります。昨年末にわかやま水辺プロジェクトを結成し、カヌー体験や川沿いのカフェ創設と内川の活用法を官民で検討しています。今まで見向きもされなかった川に今、光が当たり始めています。

 (三浦研祐さん)

和歌山市の市街地を流れる内川を切り取った1枚を紹介する「MIZBE SCENE(ミズベ・シーン)」は隔週土曜号で連載します。

(ニュース和歌山より。2017年3月11日更新)