中国のリゾート地、海南島の三亜市に8月に誕生する海鮮市場レストラン「三亜三川水産市場」のプロデュースを、和歌山マリーナシティが運営する黒潮市場が手掛けることになった。マリーナシティの田尻賀大社長は「黒潮市場のノウハウを生かし、グローバルな経営発展につなげたい」と語る。
三亜市はビーチリゾートとして年間1650万人が訪れる。大規模開発の一環で設けられる三亜三川水産市場は複合商業施設に入る。延べ床面積1652平方㍍で、日本のタラバガニやアワビなどを寿司や海鮮丼として提供。マグロ解体ショーも行う。
黒潮市場は、マグロ解体ショーのパフォーマンスが受け、外国人観光客を伸ばした経験を生かすとともに、テナント誘致や店舗デザイン、販売商品を提案し、衛生管理や運営指導を行う。
3月29日にマリーナシティと、開発を進める新東潤地産が契約。新東潤地産の羅丹(ら・たん)さんは「食は日本が進んでいる。マリーナシティは食だけでなく温泉やホテルもあり、家庭的で温かかったので選びました」と話していた。
(ニュース和歌山より。2017年4月8日更新)