鉄道に親しみながら交通安全について学んでもらおうと和歌山電鐵は20日、初のイベント「わくわくキッズランド」を和歌山市西の交通公園で開いた。小嶋光信社長は「地域の移動手段を守っていけるよう、電車などの公共交通に関心を持ってほしい。今後も定期的に開いてゆきたい」と望んでいる。
園内には、空気を送り込んで膨らませたたま駅長型の巨大エア遊具が登場。ミニいちごトレインが走り(写真)、乗車した子どもたちは笑顔で周りに手を振っていた。園内に展示されている路面電車内では、「おはなしボランティアきいちご」による絵本の読み聞かせを楽しんだ。
また、公園のすぐ前にある交通センター前駅から伊太祈曽駅まで臨時列車を走らせ、同駅の車両基地を見学する企画も。子どもたちは洗車の様子を見学し、急ブレーキを体験した。
4歳の息子と2歳の娘を連れて訪れていた紀の川市の小川なぎささんは「よく貴志川線に乗って交通公園まで遊びに来ますが、こうしたイベントはありがたいですね。ミニいちごトレインに子どもたちは大喜びでした」と満足そうだった。
(ニュース和歌山/2017年5月27日更新)