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 県内のレストランやホテルでシカ、イノシシ肉を使った特製メニューを1ヵ月間提供するジビエウィークが2月28日(土)まで行われている。4回目の今年は最多の76の飲食店と8精肉店が参加している。

 農作物への被害を減らすために捕獲したシカとイノシシを「わかやまジビエ」として打ち出そうと県が2012年に始めた取り組み。イノシシ肉はカロリーが牛肉の4分の1、豚肉の半分とヘルシーで、シカ肉は鉄分やビタミンB2が豊富に含まれる。昨年には全国で初めて肉質をランク付けする等級制度を始め、普及に乗り出している。

  今年は昨年の60店を上回る84店が参加。イタリアン、カレー、フレンチ、和食と多彩な料理で腕をふるう。1月23日に開かれた試食会では、シカ肉を使ったバーガーやイノシシ肉をソースに入れたパスタ、ローストして特製ソースをかけたシカ肉など、8店が独自のメニューを披露した(写真)。

 県畜産課は「等級制度を始め、肉質が上がったと料理人から喜びの声を多く聞いた。4年目を迎え、各店の料理のレベルも上がってきています」と話している。

 参加店など詳細は同課HP。

(ニュース和歌山2015年2月7日号掲載)