関西フットサルリーグを舞台に戦う和歌山県内唯一のチーム、セットスター和歌山。今シーズン、新入団6選手を加え、12月まで続くリーグ戦を戦っている。ここまで3試合を終えて、まだ白星はないが、クラブの代表で選手としてピッチにも立つ阪下巧監督(39)は「苦しい状況ながら、選手はだれ一人、下を向いていない。一つでも上に、一つでも勝利を重ねられるよう、みな意欲的に練習しています」。7月23日(日)、ホーム和歌山で行われる試合からの巻き返しを誓っている。

 フットサルは1チーム5人で行う、サッカーに似た競技。2003年発足のセットスターは、13年に関西リーグ昇格を果たし、昨年は1部12チーム中、9位だった。今年は〝進化〟にチームカラーの赤を合わせた〝進
赤〟をキャッチフレーズに掲げる。

 総当たりで行うリーグ戦は5月〜12月に計11試合。3試合終了しまだ白星はないが、阪下監督は「3試合中2試合で無得点なのは改善しなければいけないものの、昨年より失点は減っている」と前向きだ。全員が前からどんどんプレッシャーを掛ける攻撃的な守備に手応えを感じている。

 今年、県内で行われるセットスターのリーグ戦は、23日正午から和歌山市和佐中の河南体育館で行われる第5節と、8月20日(日)午前10時から同市土入の市民体育館である第9節の2試合。中川真也副主将(28)は「どの試合もそうですが、地元での試合は特に負けたくない。まずはあす勝利し、そこから全て勝ちに行く」と力強い。

 川本翔一主将(31)は「きれいにプレーするというより、気持ちを前面に出したプレーが持ち味。初めてフットサルを見る方に、プレースピードや攻守の切り替えの早さなど、サッカーとは違う魅力を知ってもらえたら」と話している。

 観戦無料。詳細は同クラブフェイスブック。

(ニュース和歌山/2017年7月22日更新)