「全日本少年フットサル大会」が8月18日(金)~20日(日)、東京で開かれる。和歌山県代表は今年、初めて予選を勝ち抜いた海南FCジュニア。キャプテンの澤田蒼志選手(黒江小6年)は「チームとしてはまず1次リーグを突破し、決勝ラウンドへ進むのが目標。個人的にはどんどんシュートを打ち、得点をねらいます」と意気込んでいる。
5月の県予選では全7試合中6試合で10点以上をあげ、圧倒的な攻撃力を見せた。前線からの積極的な守備も特徴で、7試合で許した失点は6だった。
優勝のポイントとなったのが、決勝リーグでのアッズーロ和歌山戦だ。先制を許した後、神田仰選手(黒江小6年)のゴールで追いつき、この後、再びリードされたものの、松井悠莱選手(内海小6年)が得点して再び同点に。最後は松井選手が逆転ゴールを決め、3対2で競り勝つ粘り強さを見せた。澤田選手は「リードされたときはやばいかなと思いましたが、積極的にシュートをねらったのが良かった」と笑顔。
全国大会1次リーグでは北海道コンサドーレ札幌U─12などと同じグループJに入った。橘寛之監督は「和歌山の代表として出るので、今まで戦ったチームの分も背負い、また、全国の予選を勝ち抜いてきた相手へのリスペクトを忘れず、チャレンジしてきます」。
また、神田選手は「出場するからには、目指すは優勝。自分の持ち味である球際の強さを出したい」、スピードとキック力に自信を持つ松井選手は「優勝するため、数え切れないぐらい点を取れれば」と張り切っている。
なお、海南FCジュニアは6月の「県少年サッカー選手権県大会」で準優勝し、9月2日(土)、3日(日)の関西大会出場を決めている。
写真上=初出場する海南FCジュニア
同下=全国大会に向け練習中
(ニュース和歌山/2017年7月29日更新)